作家の先生は何号室に滞在したのでしょうか?

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東京ステーションホテルに滞在するときに松本清張が泊まっていた部屋は209号室です。リニューアルする前の旧東京ステーションホテルの時の客室番号です。松本清張の名作「点と線」では4分間の見通しが描かれた時刻表トリックの傑作として、何回も映像化されるほど大人気の作品ですが、2033号室に飾られている額は松本清張の「点と線」にゆかりのあるものが飾られています。「点と線」が連載された第1回のページと、連載された当時の東京駅・九州間の時刻表です。

作家の気持ちに浸る

東京ステーションホテルの客室に備え付けられているメモ用紙、このメモ用紙もおおぉと嬉しくなってしまうデザインになっています。ホテルオリジナルデザインなのはもちろんですが、そのデザインが原稿用紙になっているからです。

大正4年に開業した東京ステーションホテルは、駅舎にホテルが組み込まれている日本で初めてのホテルということもあって、客室からホームが見えたり、コンコースを見下ろすことができるというロケーションが、作家にインスピレーションを与えたようです。そのため昭和の文豪といった作家の方々も東京ステーションホテルにこもって執筆されています。松本清張は九州出身ですが九州から東京へ上京して、練馬区の関町で借家住まいをしますが作品を執筆するときには、東京ステーションホテルの209号室に宿泊していました。なんでも気に入っていたのは、エレベーターなしで階段上がってすぐの部屋ということで、209号室に宿泊していたそうです。

客室番号はどこの部屋?

松本清張が執筆するときには、東京ステーションホテルの209号室で執筆していますが他にも著名な方々が東京ステーションホテルを利用していました。リニューアルオープンして改めてさらなる素晴らしいホテルになっているので、政財界の方々などからも愛されているのでしょう。

なんといっても東京駅直結というアクセスの良さに、静かな環境そして宿泊者しか利用できないアトリウムで個室を予約すれば朝食ミーティングもできるという環境なので朝食たべながら打ち合わせをして、そのまま新幹線に乗って目的地へ一気にいけるという利便性は時間で動いている方々からすればかなりありがい存在のホテルです。

嬉しいことにSPAもあるので、これはかなり嬉しいです。SPAは宿泊者のみならず会員になれば宿泊者ではなくても利用できるので、仕事に行く前にSPAで汗を流して出勤したり仕事帰りにSPAで一日の疲れを癒すこともできてしまいます。このような東京ステーションホテルの施設も、利用客の満足度が上がる理由のひとつにあげられるでしょう。

川端康成は317号室

昭和の文豪でノーベル賞作家の川端康成さんが宿泊されていた客室は317号室です。新聞の連載小説「女であること」を執筆するため、1956年に約1ヶ月ほど滞在していますが「女であること」の作品の中で、東京ステーションホテルの客室から見える景色が描写されています。「窓の金網から乗車口が真下に眺められる。改札口をひっきりなく出入りするのが正面に見える」というくだりで、ホテルの客室からコンコースをみることができるという客室が新聞小説に連載されると、その当時は大きな話題になったほどです。

森瑤子は207号室

お亡くなりなっていますが「情事」でデビューをした女流作家の森瑤子さんも、東京ステーションホテルに宿泊しながら執筆されていたようです。森瑤子さんは3人のお嬢さんの母ということもあって、忙しい家事をこなしながらの執筆なのでホテルに入って集中して執筆したのかも?!などと思います。

「ホテルストーリー」という作品は短編集ですが、ひとつの作品ごとにホテルのタイトルがつけられていて、タイトルのホテルを舞台にした話が綴られています。その中で東京ステーションホテルというのもありました。彼女自身が執筆する時など、東京ステーションホテルの207号室に宿泊していたことを頭のどこかにおきながら「ホテルストーリー」を読むと、本の味わいもさらに増すでしょう。

江戸川乱歩は216号室と218号室

推理小説家の江戸川乱歩さんも、東京ステーションホテルにご宿泊されています。江戸川乱歩の代表作のひとつとしてあがる「怪人二十面相」では東京ステーションホテルの客室が舞台になっています。東京駅にありながらも、まるで隠れ家のようにあり静けさがありホテルサービスなどは一流の名門ホテルなので、好んで滞在されたのでしょう。

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